日経電子版のCM、10(トウ)ちゃんについてです。
【CM始】
父:たけし。
息子:10(トウ)ちゃん。
父:日経電子版のいいところ、10個言えるか?
息子:スマホでもタブレットでも読めて、、あと最新のニュースもメールで届くし、、記事も保存できるし、、あと、、
息子が数えている間にすばやくお着替えをする10(とお)ちゃん
父:ウィンドウズ8にも対応!
息子:とうちゃん(なぜか少しうれしそうな息子)
【CM終】
このCMのツボはどこかといいますと、「ウィンドウズ8にも対応!」、、ではありません。
私は「日経電子版のいいところ、10個言えるか?」にこそ本当のツボがあると見ています。
「日経電子版のいいところ、10個言えるか?」の言葉とともに息子が途中まで「いいところ」を挙げているシーン。
このシーンによって、「いいところ」が、あたかも10個あるかのようなイメージが送信され、視聴者は心のどこかで気付かないうちに「なるほど、いいところが10個あるのか」と思ってしまっているはずです。
このように仕掛けを私個人の視点から分析して、記事を書いていますが、日経電子版の「いいところ」を否定しているわけではありませんので、どうぞ誤解なきようお願い致します。
また、10(トウ)ちゃんというキャラを作ることによって、一般名詞の父ちゃんに埋もれてしまわないようにしています。
キャラ化は、すなわち個別化、差別化です。このキャラ化した10(トウ)ちゃんに息子が比較的好感情を持っているように見せることによって、視聴者がこのキャラに、さらには日経に高感度を持つという擬似設定を暗に発信しています。息子=視聴者、10(トウ)ちゃん=日経、というわけですね。
若者の新聞離れを解消し、親元を離れた学生や新社会人を新規顧客に取り込みたいという狙いも当然あるでしょう。
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