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2015年7月10日金曜日

ある日オフィスでドラえもんに出会った

YouTubeより


 ドラえもん ふわチョコモナカ CMについです。

 CMタレントは木竜麻生さん、CMソングのメロディは童謡の『森のくまさん』です。もうお馴染みの【聴いたことがある曲】系のCMですね。
 ドラえもんののび太くんに似せて、大きなメガネや黄色い服装をチョイスしている点も見逃せません。視聴覚両方に知名度の高いものを選ぶことによって、商品を視聴者の記憶に浸透させることができます。著名人二人に連れられ新人が紹介されている感じでしょうか。また、木竜麻生さんの声色にふわふわ感があり、商品イメージにマッチしているように感じます。
 このCMにはドラえもん、のび太くん、森のくまさんと3点も著名なイメージを起用しているため、それぞれが打ち消しあってしまう危険があります。
 しかし、ドラえもん関連の曲をチョイスせず、メロディを華道でいうところの「 真.副.控 ( しん そえ ひかえ ) 」の控に据えたことで調和を保つことに成功しています。
(
 このように実際に出来たものを分析してあれこれいうのは簡単なことですが、いざ制作に関わるとなると私などは曲にもドラえもんを起用してしまうかもしれません…。



2015年5月17日日曜日

館内放送「シーセンシーセン」


 実は今回取り上げるのはCMの中身ではありません。冒頭の「シーセンシーセン」という短いフレーズ、これがポイントなのです。
 多くの方がお気づきのとおり、これはピンポンパンポン♪というデパート館内放送の短いメロディです。
 見る人に「なんだろう?」と注意を喚起します。しかも災害警報のようにマイナスのイメージを持っていない注意喚起です。「はい、ちょっと注目」程度の軽い感じがしますね。
 また、このブログで何度も出てきた【聴いたことがある曲】の効果もあるでしょう。詳説はここでは省くことにします。
 冒頭に定番の短いフレーズを入れるCMは、本編を何度も放送するのと違って飽きがきません。ですから、本編を別のCMに作り変えても、いつまでも冒頭は使い回しができ、年季が入れば入るほど視聴者に親しみを持ってもらえるものに成長していくのです。


2015年4月10日金曜日

ぶんぶんぶんもぎもぎフルーツ

YouTubeより

もぎもぎフルーツCM 「もぎもぎシスターズ」篇についてです。

 フルーティなぶどうのイメージを全面に、若さ溢れる女の子3人が爽やかで、ぎこちない笑顔を満面に浮かべてダンスを披露してくれています。
 童謡の『ぶんぶんぶん』のメロディにもぎもぎフルーツのCM歌詞を乗せています。もう何度もここで紹介した【聴いたことがある曲】系のCMですね。
 多くの人が聴いたことがあるメロディを使うメリットは、CM情報の半分であるメロディがあらかじめ視聴者の記憶にあるために、もう半分である歌詞情報がリンクして記憶されやすいことです。
 そして「もぎもぎもぎ…」という歌詞の語呂の悪さのために一気にたたみかけるような流れになり、逆にインパクトを与えています。
 色彩の強さも、歌詞のインパクトのアクが強くならないようにする効果があると思われます。
 どれか一つ欠けると押しが強くなりすぎるので、これはバランスの良いCMといえるでしょう。



2013年8月26日月曜日

乗ってけサーフィンブローネ

YouTubeより

花王のヘアカラーブローネのCM「乗っけてブローネ」についてです。

【CM始】

高島: 誕生。生え際につよーい泡カラー
Na  : もみ込むとネットリ濃密泡に変化 新しいブローネの泡だから

♪のっけてのっけてのっけてブローネ
 きーわにたっぷりたっぷりブローネ♪     ♪平山ミキ

Na  : 生え際に泡がたっぷりとどまる ずーっととどまる
高島: ほら、生え際まで深く染まる
Na  : 新しくなった泡カラー

【CM終】

 CMタレントは高島礼子さん、CMソングを歌うのは平山ミキさんです。ゴールデン・ハーフの『ゴールデン・ハーフの太陽の彼方』通称「乗ってけサーフィン」の替え歌です。もうおわかりのとおり【聴いたことがある曲】系のCMです。
 乗ってけサーフィンにはさらにオリジナルが存在するようですが、正確な情報の調査不足のためここでは割愛させていただきます。
 おそらくこの商品の宣伝対象である年代の若かりし頃を思い出させるメロディーを使用することによって「私もまだまだ若いのよ」という思いが呼び起こされるのではないでしょうか。
 見た目を若返らせることによって、心も若さを潤いが保てればと思います。



2013年7月27日土曜日

こんなときもピザハット

YouTubeより

ピザハットの夏のCMについてです。

【CM始】

子供たち:ただいま!
                 おなかすいた!
                 ママ ご飯!
ママ:無理……
   (とソファーに倒れこむママ)

♪こんなときも こんなときも
♪ピザハット頼むのどうですか?
  (TEMPURA KIDZがオリジナル衣装で登場)

Na: 夏の新作。おでかけのあとも!
ピザハット!

【CM終】

 CMタレントは、TEMPURA KIDZのメンバーと東加奈子さんです。
 CMのオリジナル曲は、いわずと知れた槇原敬之さんの『どんなときも。』ですこのCMもこのブログで何度も書いている【聴いたことがある曲】系のCMです。
 ノリの良いアレンジが、おでかけや夏の疲れが、ピザによって一変して元気になってしまうようなイメージ作りに一役買っています。
 このとき、聴いたことがある『どんなときも。』のメロディーが、このイメージのすり込み効果に関係あることは、このブログで何度も触れてきましたね。
 おでかけや旅行のあとは、確かに食事を作るのは大変です。旅行の思い出が強く記憶に残るため、帰宅後のピザもセットになって思い出され、家族にとってピザが夏の恒例になるという効果も多少期待できますね。




2013年5月29日水曜日

リンゴリンゴ♪

YouTubeより

ファンケルのHTCコラーゲンDXのCMについです。

【CM始】

(リンダリンダのメロディで)
(リンゴリンゴ リンゴリンゴリンゴー♪)
(リンゴリンゴ リンゴリンゴリンゴー♪)

リンゴとコラーゲンが貴女をもっと美しくする
キレイを守る進化したコラーゲンサプリ
ファンケルのコラーゲン

【CM終】

 CMタレントはモデルの松田珠希さんです。フレッシュなリンゴをイメージさせる赤一色で、鮮やかに染まったビジュアル。バックに流れる「リンゴリンゴー♪」の軽快なメロディは、いわずと知れた THE BLUE HEARTSさんの『リンダ リンダ』です。
 みなさんもうお気づきのとおり、以前に
『汽車ポッポ』 http://enocm.blogspot.jp/2013/04/blog-post_27.html
『キレイキレイ01』http://enocm.blogspot.jp/2013/05/01.html
の記事で述べたものと同様、"聴いたことがある曲系"のCMです。頭の中にメロディが入っているのであえて多くを語らず、メロディのインプット効果をこわさないように、CMのセリフをあえて少なめにしている点もひとつの特徴でしょう。
 インパクトがあり、なおかつスッキリまとまったCMだと思います。最後に『リンコラ』と自分で愛称を提示しているオチャメさ、シッカリ屋さんなところも見逃せません。



2013年5月11日土曜日

キレイキレイ01

YouTubeより

キレイキレイ薬用泡ハンドソープ「3つの香り」のCMについてです。

【CM始】

新しい、キレイキレイ
ほんのりあまいオレンジミックス
ふわっとやさしいフローラルソープ
香りがのこりにくシトラスフルーティ
みっつの香りきちんと殺菌
新キレイキレイ習慣!
はいはい、あ、どうも^^;

LION

【CM終】

 限られたCM秒数の中に同じシリーズの商品を一気に3つも紹介するので、アニメーションも駆け足でどんどん駆け抜け、最後にアニメの世界から現実のホームセンターへ勢い余って出てくるという演出です。
 バックに流れる曲は運動会の徒競走やリレーで定番の『クシコスポスト』です。駆け足のアニメーションに曲を合わせただけでなく、以前にも
『汽車ポッポ』 http://enocm.blogspot.jp/2013/04/blog-post_27.html
 の記事でご紹介したのと同様に、誰しも一度は聴いたことがある曲をセレクトしているのがポイントです。曲が頭の中に記憶されているため、商品情報がすんなり心の中に入ってくるのです。
 また、全体的に白やその他の明るい色を用い、賑やかさも相まって、明るさと清潔感が前面に押し出されています。
 そして、新キレイキレイ習慣の習慣という言葉を使うことによって、日常的な手洗い習慣からのリピートオーダー効果も期待しているのではないでしょうか。
 たしかに、清潔な生活に手洗い習慣は欠かせませんね。



2013年4月27日土曜日

汽車ポッポ

YouTubeより

花王「ビオレu」のCMについてです。

【CM始】
ビオレuあわあわ手洗い進行中ー
まもなく~ただいまのあと~
つぎは、いただきますのまえ~
トイレのあと~、おやつのまえ~
おわすれございませんようご注意ください
一日何度も洗うみんなの手に
うるおいまもってしっかり洗える
泡ででてくるハンドソープ

弱酸性ビオレ♪
【CM終】

汽車(きしゃ) 汽車 ポッポ ポッポ
シュッポ シュッポ シュッポッポ
僕等(ぼくら)をのせて
シュッポ シュッポ シュッポッポ
スピード スピード 窓(まど)の外
畑(はたけ)も とぶ とぶ 家もとぶ
走れ 走れ 走れ
鉄橋(てっきょう)だ 鉄橋だ たのしいな

 日本人なら知らない人は居ないのでは、というくらい慣れ親しまれた童謡「汽車ポッポ」です。汽車に乗って駅によるたびに手洗いをするという設定で、それに合わせて「汽車ポッポ」のイントロが流されているのですが、単に「汽車ポッポ」が選ばれている理由はそれだけではありません。
 このみんなが慣れ親しんだメロディ。ここがポイントです。メロディを記憶しているということは、発信されているCMの情報の一部もしくは半分以上をすでに記憶していることになるのです。つまりすでに記憶の下地が出来ていますから、抵抗感なくCMの不可情報が記憶に上塗りされてゆきます。
 このように誰でも知っている童謡、流行歌のメロディを使うCM手法は昔からよく見られます。
 それほど幼い頃に記憶したものや、自分の好みで頭に入った記憶はしっかりと頭に根付いているのです。記憶というものは石鹸の泡で汚れを落とすように、簡単に消えないものですから。